「今年から飲み始めたんです。体に合ってるなって思って」
声優・アーティストとして多方面で活動する工藤晴香が、日本酒の魅力に出会ったのは、ほんの数か月前のこと。 きっかけは、仕事終わりに開かれた打ち上げの席だった。 共演者から「飲みやすいよ」と差し出されたおちょこを手に、初めて口にした八海山──その一口が、彼女の中の"日本酒のイメージ"を変えた。
「強くて重たいお酒だと思っていたのに、水みたいにスッと入ってきたんです」

普段は和食と一緒に
──普段、日本酒はどんな時に飲みますか?
「美味しいものを食べに行った時ですね。和食が多くて、お寿司や海鮮と一緒にいただくことが多いです」
大阪出身の彼女にとって、食と酒を合わせるのはごく自然なこと。 「東京も全国から美味しいものが集まってきますけど、大阪は"安くてうまい"が多いんですよね」と、笑みをこぼす。
八海山と出会った夜
──最初に「美味しい」と思った日本酒は?
「八海山です。すごく飲みやすくて、フルーティーで甘い感じ。あと、スパークリング日本酒も好きです」
今年の春、打ち上げの場で友人に「飲みやすいよ」と勧められ、おちょこに注がれた一杯を口にした瞬間──その感覚は今も鮮明だ。
「強いお酒なのかなって思っていたけど、全然そんなことなくて。水みたいにスッと入ってきたんです」

「鶴齢」とお刺身、そして冷や汁
──最近感動した組み合わせは?
「鶴齢を冷やで飲みながらお刺身を食べた時、"あ、違う"って口の中で変わる感じにびっくりしました。あと冷や汁も。夏野菜の出汁と一緒に飲むとすごく美味しくて」
口にした瞬間、魚の旨みと酒の香りが溶け合い、別の味わいへと変化していく。
「和食に合うんだなって、改めて思いましたね」
家ではなく、外でたしなむ
──宅飲みはしますか?
「しないです。元々そんなにたくさん飲むタイプじゃないので、外でたしなむくらい。週1回くらいですね」
自宅でお酒を飲むのは、ごくたまに梅酒を少し口にする程度だそう。
「やっぱり外で美味しいご飯と一緒に飲むほうが、気分も上がりますし、特別感があります」
外では新しい料理や酒との出会いがある。
「その日のお店や食事によってお酒を選べるのも楽しいんです。同じ銘柄でも、場所や合わせる料理で印象が変わるので、外で飲む方が断然ワクワクします」
日本酒の"軽やかさ"と体質の話
──他のお酒と比べた、日本酒の魅力はなんですか?
「飲んでる間も楽だし、翌日も残りにくいところ。梅酒やサワーだとむくむ感じがあるんですけど、日本酒はそれがない。私の体質に合ってるのかも」
ワインは一杯で十分という工藤さんだが、日本酒は違った。 「歴史あるお酒だし、飲みやすいって感じた瞬間に、**"DNAに刻まれてるのかも"**って思いました」
体にスッと馴染む感覚と、翌日の軽やかさ。その経験が、彼女にとって日本酒を特別な存在に変えた。

お酒が生むポジティブな場
──お酒を飲む場で印象的なことは?
「打ち上げは絶対ポジティブな場。仕事中は話せなかった人とも話せたり、共通の趣味を見つけたり。世界が広がります。今年、日本酒に出会えたのも打ち上げでした」
その場にいなければ出会えなかった味がある。
「"飲みやすいよ""ご飯も美味しく感じるよ"って勧めてもらって、本当にありがたかったです」
肩の力を抜いて笑い合う時間が、新しい出会いや気づきを運んでくれる──工藤さんにとって仕事での出会いが、酒と人をつなぐ大切な舞台だ。
初めてのイベント参加に向けて
──今回の超吟醸祭、楽しみにしていることは?
「日本酒はもちろんですが、おでんや磯焼き、だし割り……気になります。だし割りはやったことがないので試してみたいです」
蔵元の知識はまだ少ないというが、『お米の美味しい地域のお酒』には強い関心を寄せる。
「新潟や秋田など、東北のお酒を飲んでみたいですね」
新しい味、新しい組み合わせ──その場でしか得られない体験への期待が、自然と声に弾む。
節度を持って、楽しく
「飲みすぎには注意して、日本酒は楽しく飲み続けたいです。美味しいご飯と一緒に、組み合わせを楽しむ──それが一番ですね」
今年、日本酒という新しい扉を開いた工藤晴香。 その一歩はまだ始まったばかりだが、これから先、彼女の前には数え切れないほどの"合う一杯"が待っている。 そのすべてが、新しい出会いと笑顔を連れてくるに違いない。

イベント情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 超吟醸祭 powered by SIPORY |
| 開催日 | 2025年10月18日(土)・19日(日) |
| 会場 | 中池袋公園(東京都豊島区) |
| 工藤晴香さん出演回 | 10月19日(日)第5部(14:00〜16:00) |
取材協力
日本酒バー クラノバ 住所:東京都品川区東五反田2-2-16 富久屋ニッカ共同ビル 1F